核シェルターは役立つのか
放射性降下物から身を守る核シェルターを増やすことは、解決策とはいえません。これらは冷戦期に広く注目されましたが、核戦争を生き延びられるかのような、誤った安心感を与えてしまう側面があります。
核兵器による攻撃が行われた場合、事前に十分な警告が得られる可能性は低く、避難する時間が確保できないおそれがあります。
さらに、爆心地に近い多くの核シェルターは高熱にさらされ、内部にいる人々の命が失われる危険性があります。実際に、地下深くまで到達して核シェルターを破壊することを目的とした核兵器も存在します。
仮に間に合って避難し、生き延びることができたとしても、外に出ると高い放射線に覆われた危険な環境が広がっており、救助を受けられる可能性も限られていると考えられています。